人の成長とは何かという事を考えてみると以下に落ち着くと思います。
- 様々なところから情報を取得する。
- その情報から思考し、自分なりの答えとして落とし込む。
- その自分なり答えを他者に発信し、それが批評される。
- 批評から正しい部分、修正部分が出てくる。
- 修正部分を改めて調べなおし。「1」にもどる。
要するに、人の成長とは「情報の入力」「思考」「情報の出力」このサイクルをまわす事。成長する為には、目標を達成する為には、まず情報を集めることになる。
この本は、ビジネスコンサルタントの方喰正彰氏が「情報の入力」という部分を中心に、何処から情報を効率よく入手できるかをまとめたユニークな本だ。
著書は情報源としては「ウェブ」「テレビ」「新聞」「雑誌」「本」「人」をあげていて、これらから特に1つに偏ることなく、幅広く、効率よく取得していこうとしている。
ブログ、ニュース、動画に対するコメントにも価値があり、そこにもアンテナを張っておくのは、いいと思います。
そして、情報入力に特化したサイクルとして「PASCサイクル」を提唱している。「PASCサイクル」とは以下。
- PLANで自分の実現したい夢のイメージを描く
- ANALYSEで夢を実現するために必要な情報を洗い出す
- SEARCHで必要な情報を調べる(※ウェブ検索とは限らない)
- CHECKで集めた情報が十分か、また間違っていないかを吟味する
- 目標を達成するためには、まず関連する情報を取得し、そこまでの最短の道を作り出す必要がある。
この本には、「情報」の大切さ、「調べる」の重要性、「具体的な調べ方」のさまざまな実例があります。
僕自身は一番最初に書いた様に、情報収集の重要性は分かっていたし、普段からウェブや本、雑誌からの情報には普段から接していて、自分なりの情報取得の方法があった。それと大して違いはなかったので、 特に目新しさは無かったものの、この本を成長のきっかけになる人はいるんじゃないかなと思います。